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執筆者の写真ひょうたん堂

浴衣

こんにちは。スタッフのちほです。今回は、暑い夏を快適に過ごす工夫が凝らされている浴衣について調べてみました。



浴衣は、夏に着る薄手の木綿、麻、絹などで作られた着物の一種です。


〈歴史〉

浴衣の起源は平安時代、貴族が蒸し風呂に入るとき、水蒸気で火傷しないように着た「湯帷子(ゆかたびら)」が始まりとされています。この時代、複数の人と入浴する機会があったため、汗取りと裸を隠す目的もあったようです。

安土桃山時代には、湯上がりに着るようになっていき、江戸時代後期には、銭湯の普及にともない庶民も湯上がり着として広がっていきます。次第にそのまま着て外へ出るようになったことで、外着へとその用途を変えていきました。



古典的な浴衣には、紺地と白地が多く見られます。

白地は昼用で、家の中で着ると真夏でも涼しく過ごせます。

紺地は紺色に染める為に使われている「藍」の香りを虫が嫌う事から、夕方から夜にかけて着用するのが良いとされています。



有松絞りは、愛知県名古屋市の有松町・鳴海町地域で作られる木綿絞りの総称。

布をくくって染める絞りの技術で、様々な文様を描き出します。軽やかで涼しい感触。1975年、国の伝統的工芸品に指定されました。



現在では和服ブームに伴い、10代から20代対象の浴衣を有名洋服ブランド (KENZO, UNITED ARROWSなど) がこぞって浴衣の製造販売を始めています。

原色ベースのカラフルなプリントを彩色したものも多く出回っていて、

昔からある白地や紺地に古典模様の浴衣は「古典柄」、

今風の鮮やかな彩りの浴衣は「ブランド浴衣」と総称されています。


参考資料

ひょうたん堂  きものcocon



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