• ひょうたん堂

江戸小紋

最終更新: 11月15日

スタッフのちほです。

今回は江戸小紋について書きたいと思います。


江戸小紋とは?


江戸小紋とは、小紋という小さな柄を全体にあしらえた着物で、小紋の中でも代表的な種類のひとつです。江戸小紋は、江戸時代に日本全国の武士が江戸小紋を礼装として着用したことがきっかけで誕生しました。


江戸小紋が遠目から見て無地に見えるのは、ぜいたく禁止令という法令が存在していたためです。そんな中、武士や町人のしゃれ心が働き、江戸小紋は近くで見てようやく分かる大きさの柄になりました。


その後、江戸小紋の柄の種類が増えて、庶民にも流行。1955年に小紋型染の職人が重要文化財保持者に認定されたときに江戸小紋という名称が誕生しています。


江戸小紋三役


鮫      角通し     行儀


・鮫


鱗のように広がる鮫は紀州の徳川藩が使用していた柄です。戦で使用していた兜が鮫皮のように堅かったことから、魔除けや厄除けの意味が込められています。鮫柄の江戸小紋は、遠目から見ると光沢がかったように見えるのが特徴です。


・角通し(かくどおし)


縦横垂直に点をあしらえている角通しは信濃の戸田家が使用していた柄で、通し文様と呼ばれることもある柄です。角通しには柄を縦横にまっすぐに描いていることから筋を通す、という意味が込められています。

・行儀


斜め45度の角度に点を打った行儀の柄は、仙台藩の伊達家の江戸小紋に使用していた柄です。お辞儀の角度と同じため、礼節や秩序を尽くすという意味が込められています。


江戸小紋三役はフォーマル向きの柄です。

金糸を贅沢に使った重厚感のある袋帯を合わせると、披露宴に、

上品な名古屋帯でパーティーへ。


遊び心のある柄も発達しました。


街歩きに、桜の文様

秋のお茶会に、帯で季節感を

お正月の装いに、唐桟縞



江戸小紋は柄によって格が異なるため、合わせるのが難しく感じるかもしれませんが、日本の歴史や柄の成り立ちを学びながら楽しく選んでみてはいかがでしょうか?


着物の事典 大久保信子監修

バイセル ブログ      参考



 

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